# Anthropicが公開したSKILL.md Body記述ルール5つ > Author: Tony Lee > Published: 2026-02-17 > URL: https://tonylee.im/ja/blog/anthropic-skill-md-body-writing-rules/ > Reading time: 1 minutes > Language: ja > Tags: ai, claude-code, developer-tools, skills, productivity ## Canonical https://tonylee.im/ja/blog/anthropic-skill-md-body-writing-rules/ ## Rollout Alternates en: https://tonylee.im/en/blog/anthropic-skill-md-body-writing-rules/ ko: https://tonylee.im/ko/blog/anthropic-skill-md-body-writing-rules/ ja: https://tonylee.im/ja/blog/anthropic-skill-md-body-writing-rules/ zh-CN: https://tonylee.im/zh-CN/blog/anthropic-skill-md-body-writing-rules/ zh-TW: https://tonylee.im/zh-TW/blog/anthropic-skill-md-body-writing-rules/ ## Description Anthropic公式ドキュメントに隠れていたSKILL.md body記述の原則5つを整理しました。descriptionとbodyの役割分離から検証ループまで。 ## Summary Anthropicが公開したSKILL.md Body記述ルール5つ is part of Tony Lee's ongoing coverage of AI agents, developer tools, startup strategy, and AI industry shifts. ## Outline - Skillの実行順序を知らないとbody設計が破綻する - bodyに「いつ使うか」を書くとトークンの無駄になる - bodyは500行以内に収め、残りは分離する - Claudeはすでに賢いという前提で書く - 検証ループをbodyに埋め込むと品質が上がる - まとめ ## Content SkillはYAMLフロントマター2行で作れます。しかしbodyの書き方ひとつで、出力品質がまったく変わります。 Anthropic公式ドキュメントとエンジニアリングブログを照合しながら、動作構造とbody記述の原則を整理しました。自作Skillが時々読み込みに失敗するため、連休を使って一から検証した結果です。 ## Skillの実行順序を知らないとbody設計が破綻する Skillはプロンプトのように会話に直接注入されません。起動時にシステムプロンプトに載るのはnameとdescriptionだけです。 ユーザーのリクエストがdescriptionと合致したとき、ClaudeがBashツールでSKILL.mdの全文を読み込み、その後で参照ファイルやスクリプトを必要なタイミングで追加ロードします。Anthropicのエンジニアリングブログでは、この構造を「段階的開示(progressive disclosure)」と呼んでいます。 - **第1段階**: メタデータ(name + description)のみ常時ロード。Skill1つあたり約100トークン - **第2段階**: SKILL.md bodyはマッチング時のみコンテキスト範囲に入る - **第3段階**: scriptsフォルダ・referencesフォルダのファイルは実際の参照時にロード - スクリプト実行時、コード自体はコンテキストに載らず出力値のみ消費 この構造を理解していないと、bodyに不要な情報を詰め込み、本当に必要な情報を落とすことになります。 ## bodyに「いつ使うか」を書くとトークンの無駄になる 多くの人がbodyに「When to Use This Skill」セクションを入れています。実際に作ってみると、これはまったく意味がありませんでした。bodyはSkillが発動した後に読まれるからです。 「いつ使うか」はdescriptionにだけ書くべきです。Anthropic公式のskill-creatorリポジトリでもこの点を明記しています。 - descriptionが唯一のトリガー(bodyに書いてもClaudeは参照しない) - descriptionは最大1,024文字。三人称で書くと検出精度が上がる - bodyに入れるべきは作業ルール、手順、期待される出力形式 - 「このSkillは〜のときに使います」のような文はbodyから削除 ## bodyは500行以内に収め、残りは分離する コンテキストウィンドウは共有資源である, , これがAnthropicガイドの冒頭の一文です。Skillがロードされると、会話履歴やシステムプロンプトとトークンを分け合うことになります。 bodyを500行以下に保ち、詳細は別ファイルに切り出すのが公式推奨です。SKILL.mdが目次の役割を果たし、参照ファイルが各章になる構造です。 - body 500行以下を推奨(Anthropicベストプラクティスに明記) - 参照ファイルはSKILL.mdから1階層の深さでのみリンク - 2階層以上のネスト参照ではClaudeが`head -100`で一部しか読まないリスク - 100行超の参照ファイルには冒頭に目次を入れること ## Claudeはすでに賢いという前提で書く bodyにPDFとは何かを説明するのはトークンの無駄です。Anthropicガイドが繰り返し強調している原則があります。 > 「Claudeがすでに知っていることは書くな。」 50トークンの簡潔なコード例が、150トークンの概念説明よりも高い性能を発揮します。同じPDF抽出タスクで比較したところ、簡潔なbodyの方が明らかに精度が高い結果が出ました。 - すべての文に「この説明はトークンに見合う価値があるか?」と自問する - 概念説明の代わりにコード例 + 期待出力形式で記述 - タスクの自由度を3段階(高/中/低)に分けて指示の強度を調節 - DBマイグレーションのようなタスクは自由度を低く、コードレビューは高く設定 ## 検証ループをbodyに埋め込むと品質が上がる 実行 → 検証 → 修正 → 再検証。Anthropicが提示するbodyパターンの中で最も実用的な部分です。チェックリストをbodyに入れると、Claudeがステップを飛ばす確率が目に見えて下がります。 「MUST filter」のような強い表現が「always filter」よりも遵守率が高いという点も公式ガイドに記載されています。 - 複雑なタスクにはチェックリスト形式でステップを明示 - スクリプト検証 → エラー修正 → 再検証のループをbodyに含める - 「always」の代わりに「MUST」を使うとClaudeの遵守率が上がる - エラーメッセージは具体的に書くとClaudeが自動修正できる ## まとめ descriptionは「いつ使うか」を決め、bodyは「どう実行するか」を決めます。この2つの役割を混ぜた瞬間、Skillは発動もしなくなり品質も落ちます。 優れたSkillは優れたオンボーディングドキュメントと同じです。読む人が賢いという前提から始まるドキュメントが、最も強力です。 ## Related URLs - Author: https://tonylee.im/ja/author/ - Publication: https://tonylee.im/ja/blog/about/ - Related article: https://tonylee.im/ja/blog/eight-hooks-that-guarantee-ai-agent-reliability/ - Related article: https://tonylee.im/ja/blog/medvi-two-person-430m-ai-compressed-funnel/ - Related article: https://tonylee.im/ja/blog/claude-code-layers-over-tools-2026/ ## Citation - Author: Tony Lee - Site: tonylee.im - Canonical URL: https://tonylee.im/ja/blog/anthropic-skill-md-body-writing-rules/ ## Bot Guidance - This file is intended for AI agents, search assistants, and text-mode retrieval. - Prefer citing the canonical article URL instead of this text endpoint. - Use the rollout alternates when you need the same article in another prioritized language. --- Author: Tony Lee | Website: https://tonylee.im For more articles, visit: https://tonylee.im/ja/blog/ This content is original and authored by Tony Lee. Please attribute when quoting or referencing.