# Claude Codeユーザー必携の2つのツール — AgentationとReadout > Author: Tony Lee > Published: 2026-03-03 > URL: https://tonylee.im/ja/blog/two-tools-every-claude-code-user-needs-agentation-readout/ > Reading time: 1 minutes > Language: ja > Tags: ai, claude-code, 開発ツール, フロントエンド, ワークフロー, agentation, readout ## Description AgentationはCSSセレクタでAIエージェントにピクセル単位の視覚フィードバックを提供。ReadoutはClaude Codeセッションを動画のように巻き戻し再生。AI支援フロントエンド開発の二大ボトルネックを解消します。 ## Content Claude Codeでフロントエンド作業をするたびに、2つのことがずっと引っかかっていました。エージェントに「どこを直すか」を正確に伝えること。そしてセッション終了後にエージェントが何をしたのかを把握すること。 この2つの問題を解決するツールを、同じ一人の人物が作りました。 ## Agentation:UI要素を言葉で説明する時代は終わった AIエージェントに「あの青いボタンを直して」と伝える時代は終わりました。 [Agentation](https://benji.org/agentation)は、画面上で修正したい要素をクリックするだけでCSSセレクタと位置情報を自動で抽出する視覚フィードバックツールです。「サイドバーの青いボタン」と説明する代わりに、`.sidebar > button.primary`をそのままエージェントに渡せます。 効果はすぐに表れます。3〜4回のやり取りが必要だった修正が、ほとんど一発で決まるようになります。 ### 主な特徴 - **インストールは1行。** `npm i agentation`でReact 18+プロジェクトにコンポーネントを1つ追加するだけ。 - **4段階の出力モード。** Compact(セレクタ+メモ)からForensic(計算済みスタイル全量)まで、必要な詳細度を選択可能。 - **MCP連携のAgent Sync。** MCPサーバーを接続すると、エージェントが視覚フィードバックをリアルタイムで読み取ります。 - **アニメーションデバッグ。** CSSアニメーションを途中フレームで一時停止し、中間状態へのフィードバックが可能。タイミングカーブやキーフレーム位置まで指定できます。 - **テキスト・エリア選択。** テキスト選択やエリアドラッグで、余白やレイアウトに関するフィードバックも提供可能。 npmダウンロード数は17万を突破。1つのツイートで67万ビューを記録。これほどの数字は、実際の課題を解決しているツールの証拠です。 ## Readout:Claude Codeセッションを動画のように巻き戻す [Readout](https://readout.org)は、Claude Codeの開発環境と設定状態を一画面で表示するmacOSネイティブアプリです。 最も印象的な機能はセッションリプレイです。過去のセッションを選んでタイムラインをスクラブできます。プロンプト、ツール呼び出し、ファイル変更が時系列で表示され、編集されたファイルがリアルタイムで点滅して示されます。 エージェントシステムを設計する立場でも、長時間の自律実行後に何が起きたかを監査する立場でも、セッションログ分析は避けて通れません。ここまで直感的に見せてくれるツールは他にありません。 ### 詳細 - **無料ダウンロード。** readout.orgからすぐにダウンロード可能。アカウント不要、完全ローカル動作。 - **再生速度調整。** 速度変更やイベント単位の手動ステップ移動に対応。 - **Codex対応。** Claude CodeとCodexの両方のセッションに対応済み。 ## フロントエンドのボトルネックはモデル性能ではなく、フィードバック精度 直感に反する話です。AIコーディングツールの性能を責める前に、自分が提供しているフィードバックの品質を見直すべきです。 Storybookでコンポーネントを分離し、Agentationで視覚フィードバックをキャプチャし、Claude Codeに渡す。このループがあれば、ほとんどのUI修正をエージェントが単独で処理できます。 Agentationのドキュメントサイト自体がこのワークフローで構築されています。アニメーションのタイミング調整からカーソル動作の改善まで、すべてが視覚フィードバックループの繰り返しで生まれた成果物です。 ## 同じ作り手、同じ原点 2つのツールはどちらも、Coinbase Baseのデザインヘッドを務めるBenji Taylorが開発しました。本職が開発者ではない人が、AIでコーディングしながら感じた不便さを自らツールにしたのです。 「なぜこれを言葉で説明しなきゃいけないんだ?」がAgentationになり、「セッション記録を一目で見られないのか?」がReadoutになりました。ユーザー視点から生まれたツールが、かえって現場の開発者ワークフローにフィットするケースが増えています。 BenjiはFamilyウォレットを創業後、Aaveによる買収を経て、現在Coinbase Baseでデザインを統括しています。 ## まとめ AIコーディングツールを使いこなすだけでは足りません。ツールが足りなければ自分で作る人が、結局先を行くのです。 --- Author: Tony Lee | Website: https://tonylee.im For more articles, visit: https://tonylee.im/ja/blog/ This content is original and authored by Tony Lee. Please attribute when quoting or referencing.